症例Y.H様

定期検診でレントゲン上に虫歯を疑う透過像が認められました。以前のレントゲンとの比較です。

治療前の状態です。矢印の部分がやや白濁しており、虫歯が進行している可能性が非常に高いです。

少し削っていくとすぐに虫歯が見えました。歯の中で虫歯が大きく進行しています。

スプーンエキスカベーターという手用切削器具で丁寧に虫歯を除去していきます。虫歯で柔らかくなった歯がボロボロと取れてきます。

虫歯検知液を用いて、虫歯の部分を確認します。虫歯検知液は青い液体です。青く染まるところは虫歯が残っているので、丁寧に削っていきます。虫歯が深く歯の神経に近いので、歯の神経が露出しないよう細心の注意を払い虫歯を除去します。

さらにカリエス検知液を用いて虫歯を除去します。まだ青く染まる部分が残っています。そして、虫歯除去が完了しました。

セラミックによる補綴を希望されたため、セメントで歯を補強し、セラミックの形態に歯の形を整えました。

痛みや違和感が全くなく虫歯が進行していた症例です。レントゲンでも病変は小さく、定期的な健診を継続して受けていたので発見できました。意外にも虫歯は深く進行しており、このまま気付かないでいると歯の神経を取る必要があったと考えられます。早期発見により歯の神経が保存でき、患者さんは非常に喜んでおりました。

年齢/性別女性
治療期間2週間
治療回数2回
治療費セラミックインレー(ノーマル)/59,400円(税込)
リスクなど虫歯が深い場合、痛みが出て神経を取る可能性がある。
セラミックの詰め物は、衝撃や強い咬み合わせにより欠ける、割れる、取れる可能性がある。
詰め物をした後、長い場合は数ヶ月歯が凍みる可能性がある。
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